過去の実績と未来への想いを載せる
「はじめに」で過去の経験や実績に触れ、
「おわりに」では未来について語り、
プロフィールでは現在・過去・未来
すべてを入れていきましょう。
とくに、出版業界の場合、
編集者はかならずプロフィールを確認します。
出版企画書を持ち込んでも、
そのまま通ることは珍しく、
プロフィールや実績を見て、
「こんな企画内容や本にしたほうが売れるのではないか」
と、編集者側と著者側が、
より内容をブラッシュアップして、
出版に至るのです。
本を出せる著者なのかどうかを見極めるために、
もっとも参考にされているのがプロフィールです。
だからこそ、こだわりましょう。
実績は、数字であらわすとわかりやすくなりますし、
説得力も上がります。
そのほかに、お客様の
Before Afterを載せるのもおすすめです。
また、今後の展望では、
「このように社会貢献していきたい」
という想いや使命感も入れていきましょう。
実績や想いを込めたプロフィールになっていると、
大手企業、公的機関、社会性・信頼のある団体から
声がかかりやすくなります。
ここでは、実際に、国や大手機関、
メディアから声がかかりやすかった
プロフィール例をご紹介します。
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プロフィールのポイント
売れるプロフィールには、
大きく6つのコツがあります。
いま使っているプロフィールに、
この要素が入っているかどうかも確認してみましょう。
1 今回のターゲット向けの内容になっているか
2 数字(経験年数・お客様ののべ人数・売上・成約率・リピート率)が入っているか
3 著者自身か、お客様のBefore Afterが入っているか
4 理念(大切にしていること)が入っているか
5 メディア実績が入っているか(ある場合)
6 目安は1000字程度(A4サイズの紙の半分程度)
1 今回のターゲット向けの内容になっているか
プロフィールを書く際、実績が多い人の場合
「詳細を書ききれない」
ということも多々あります。
こんなときは、
今回の本のターゲットに合わせて、
該当する内容だけを載せるようにしましょう。
多すぎると、読む人も混乱し、
かえって覚えてもらえなくなるものです。
本の内容と関わりのないものは
あまり載せないほうが、
読む人の混乱を避けられるでしょう。
2 数字(経験年数・お客様ののべ人数・売上・成約率・リピート率)が入っているか
まず最初に、実績を洗い出して、
できるものはしっかり数字化していきましょう。
経験年数・お客様ののべ人数・売上・成約率・リピート率などが、
数字にできる情報です。
もし、数字が少ないものや
パーセンテージの低かったものは、
あえて本に載せる必要はありません。
3 著者自身かお客様のBefore Afterが入っているか
本のなかで自分自身のコンプレックスや、
何かを克服した経験を書いているのであれば、
プロフィールにも自分の
Before Afterを載せましょう。
そうでない場合は、
お客様のBefore After例を載せてください。
実例があるほうが、
読んでいる人にもイメージがわき、
「自分にも当てはまる」
「自分もこうなりたい」
と思っていただきやすくなるのです。
このようなBefore Afterの例は
3〜5つくらいあるといいでしょう。
実例は、同じような例に偏らないように、
仕事がうまくいったケース、
プライべートが好転したケース、
親子関係や夫婦関係がよくなったケース…
というように要素を変えることで、
より多くの人にヒットしやすくなりますよ。
4 理念(大切にしていること)が入っているか
会社や協会、スクールを運営している人は、
理念も載せましょう。
理念に共感した読者は、
著者の本命商品に興味を持つようになります。
5 メディア実績が入っているか(ある場合)
メディア掲載実績を載せると、
社会性・権威性を示すことができます。
実績がある人にかぎられてしまいますが、
媒体が小さいところでも、
載せられる場合は記載しましょう。
メディアでなくても、
誰もが知っている企業や機関から声がかかった場合は、
プロフィールの後半に載せておくといいでしょう。
ただし、団体に寄っては掲載不可の場合もあるので、
掲載前に確認をとってくださいね。
6 目安は1000字程度(A4サイズの紙の半分程度)
紙の本の場合、
プロフィールは1000字以内が目安です。
電子書籍の場合は文字数の制限がありませんが、
同じくらいでいいのではないでしょうか。
作成する際は、少し量が多くてもいいので、
目次のネタ出しと同様に、まず書き出してみて、
そのあとから削って調整するようにするといいでしょう。

