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本のテーマを考える
ここからは、実践編です。
まず、最初に
「本のタイトル」と「ターゲット」を決めていきます。
これは、本のテーマと内容を明確にするための作業です。
実際のタイトルは、
原稿がすべてそろったあと、内容を見て決定しましょう。
タイトルを決めるコツは、
『○○な人が、⬜︎⬜︎な状態になる方法』
というように、
「Before After」がわかるようなものにすること。
これがもっともオーソドックスなパターンです。
どんな人が対象で、
その人がどういう状態になるのかということを、
念頭に置いて考えてみてください。
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ターゲットを決めるために、本で取り上げる本命商品をひとつに絞る
先ほどもお話ししましたが、
本のターゲットは本命商品のターゲットと
一致していることが必須要素です。
そんなとき、
「今後伸ばしていきたい商品が、複数ある場合はどうしたらいいですか?」
という相談もよく伺います。
本命商品にしたいものが多数ある場合でも、
売れる本づくり、本命商品への動線づくりのためには、
シンプルに、ひとつに絞りましょう。
もし悩んだときは、
実績が豊富な商品を選ぶことをおすすめしています。
原稿化する際には、
たくさん実績を出してきた商品のほうが
材料を出しやすいからです。
本命商品を絞ったうえで、
いままでのお客様のなかから理想的な人をターゲットに設定すると、
本のテーマも決めやすくなっていきます。
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ターゲットはできるだけ明確に決める
ターゲットの設定は、具体的に定めましょう。
・年収
・年齢
・性別
・プロ向けか、一般向けか
…というように、要素を細かく出していきます。
紙の本を出版する場合は、
対象の多い、一般向けのほうが売れるため、
ニッチなジャンルはなかなか企画が通りにくい傾向があります。
一方、電子書籍の場合、
ニッチなジャンルでも出版しやすいのです。
とくにプロ・専門家・経営者をターゲットにしても成り立つので、
読者数は少なくなるものの、よりピンポイントに
理想のターゲットとつながりやすくなるでしょう。
テーマやターゲットを絞り込むと、
本の売れゆき自体には限度があるものの、
本命商品を購入する可能性の高い人が
集まりやすくなる傾向があります。
反対に、広く一般の人をターゲットにすると、
本の売上やリスト獲得はしやすいのですが、
本命商品の購入にはつながりにくくなる面もあります。
ですから、本命商品とのつながりを意識しながら、
ターゲットとテーマを決めていくことがとても重要なのです。

