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本命商品のターゲットの階層は?
「一般の人向けにするのか?」
「プロ向けにするのか?」
ビジネスも本も、基本的にはどちらかに絞ることが大切です。
両方の層を取り込もうとすると、ターゲットもテーマも曖昧になり、
誰にも響かなくなってしまいかねません。
本命商品の金額が高いもの(50万円以上)ほど、
ターゲットはプロ・専門家が多くなります。
読者もプロ・専門家であることを想定して、
専門的な内容を入れていきましょう。
とくに、専門家がつまずくポイント、
聞いて喜ぶポイントを具体的に盛り込むのがおすすめです。
一方、初心者向けの本命商品の場合は、
比較的リーズナブルな価格設定です。
読者も初心者を想定して、
多くの人に読まれる一般読者向けの本にする必要があります。
本命商品が経営者向けなのに、
「一般の人も、主婦も、会社員も、経営者の人も読める本」
という内容で出版してしまうと、
ターゲットが広範囲になりすぎて本命商品につながりません。
残念な結果に終わらないように、ここはしっかり意識しましょう。
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電子書籍はピンポイントで本命のターゲットを狙える
紙の本の商業出版をする場合は、
読者数が多くなる一般向けの本のほうが売れるため、
ニッチなジャンルになると、企画が通りにくい傾向があります。
一方、電子書籍の場合は、狭いジャンルでも問題ありません。
とくにプロ・専門家・経営者をターゲットにしても成り立つので、
読者数は少なくなるものの、よりピンポイントに
理想のターゲットとつながりやすくなるでしょう。
テーマやターゲットを絞り込むと、
本の売れゆき自体には限度があるものの、
本命商品を購入する可能性の高い人が集まりやすくなる傾向があります。
反対に、広く一般の人をターゲットにすると、
本の売上やリスト獲得はしやすいのですが、
本命商品の購入にはつながりにくくなる面もあります。
ですから、本命商品とのつながりを意識しながら、
ターゲットとテーマを決めていくことがとても重要なのです。
一番来てほしい人たちを絞るためには、設定を具体的に決めましょう。
○ 30代の女性(主婦)
○ リーダーや経営者
○ 企業の後継者
○ オンラインで仕事をしている人
○ 起業していて、年商がまだ500万円にいかないけれど、
ここから1000万円に上げていきたい人
これらをしっかり明確にすることができれば、
本づくりの最中にテーマもぶれず、
この先のビジネス戦略も迷わず打ち出せるようになるはずです。