想いは「はじめに」「おわりに」に込める

文章に想いを込めよう

 

なぜいまの仕事をしているのか?

 

なぜこの本を書こうと思ったのか?

 

誰に向けて書くのか?

 

ぜひ「想い」を文章に載せてください。

 

 

全編にわたって想いを入れすぎると、

 

少し暑苦しい印象を与えてしまいますが、

 

「はじめに」「おわりに」には、

 

しっかりと想いを込めることをおすすめしています。

 

 

 

正解はないのですが、

 

これまでの本づくりでうまくいった例を紹介しておきます。

 

・この本を読むことで、読者がどうなるのかというイメージ
 →「はじめに」になる要素

 

・これからどんな世界をつくっていきたいか、自分の思い描いているビジョン
 →「おわりに」になる要素

 

このように、想いの要素を分けて入れると伝わりやすくなります。

 

 

 

「はじめに」「おわりに」は、

 

読者の人に最初に読まれる重要な箇所ですから、

 

ここに力を入れることで、読者の共感を誘い、訴求力も上がるのです。

 

 

  • 自慢話にならないように、失敗談も開示していく

 

 

「自分自身、こんな悩みを持っていたところから、克服することができた」

 

「サービスを通じて、お客様がこのように変わってきた」

 

「わたしは、いまの仕事にこのような使命感を感じて携わっている」

 

こういった内容を、赤裸々に語りましょう。

 

 

 

 

ただし、注意したいのは、経験談が自慢話で終わらないように、

 

「わたしは万能者であれもこれもできる」

 

という文章にしないことです。

 

 

・こういったことに困っていた人たちが、こうして解決していった

 

・わたしはこういった失敗(経験)を経て、このように右肩上がりになった

 

…というように、苦労してきた経験も書いておくといいでしょう。

 

 

 

「はじめに」や「おわりに」は、

 

じつは「見えない宣伝文」になります。

 

 

だからといってガンガンと売り込むのではなく、

 

謙虚な気持ちで、自分のできなかったことや

 

悩んでいたことを書いて伝えていくことが、

 

読者の共感を呼ぶきっかけになります。

 

 

そして、あなたの想いに共感してくれる読者が、

 

出版記念講演会や本命商品などに

 

興味を持ってくれるのです。

 

 

 

  • 自分のなかにある軸を再認識する

 

 

「はじめに」と「おわりに」を文章化することで、

 

 

自身のあり方が明確になり、

 

周囲にも想いを伝えやすくなるでしょう。

 

 

同じ分野の専門家であっても、

 

「想い」は一人ひとり違うものですから、

 

「想い」の発信が差別化にもつながります。

 

 

セミナーや講演に登壇するときにも、

 

自分のスタンスを打ち出すのに役立つでしょう。

 

 

この想いの部分を軸にしていくことで、ぶれがなくなり、

 

本業もどんどん伸びていくきっかけになるはずです。 

 

 

  
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