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共感する言葉を使う
すでにファンが山ほどいる有名人でない場合、
なるべく上から目線でまとめた文章は、
避けたほうがいいでしょう。
著者だからといって、
正しくあろうとする必要はありません。
「わたしも○○のことで悩んでしまうことがあります」
「なかなか続かないこともありますよね」
といったように、
寄り添いの言葉や共感する言葉を
ときどき入れていきましょう。
自分やまわりの人のうまくいかなかった例や、
うまくいった例を入れていくのも有効です。
「○○な人が△△になった」
といったBefore Afterの実例であれば、
複数入れてもかまいません。
例が複数紹介されていることで、
話が具体的で理解しやすくなり、
読者の共感も呼びやすくなります。
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体験者の声を入れるときは、宣伝になりすぎないよう短めにする
「本命商品を購入した体験者の声をたくさん入れたい」
という著者の方もいますが、
広告に載っているような
体験者の声をそのまま掲載すると、
宣伝色が強くなってしまうので、注意が必要です。
あまり多く入れすぎないように、目安として、
短い内容を5名くらいまでにしておきましょう。
10人前後になってくると、しつこい印象を与えるため、
本の評価で低いレビューをつけられてしまうことがあるのです。
そのほかにも、
「対面したときに売り込みをされそうだ…」
という印象を持たれてしまうと、
そのあとの出版記念講演会や本命商品にも
つながらなくなってしまいます。
本を読んだ人が共感し、興味を持った結果、
問い合わせにつながっていきます。
「事例」と「体験者の声」では、
読者の印象は大きく変わってしまいます。
読み手の立場に立った文章を意識しましょう。

