【採用の専門家へのインタビュー】萩原京二さん(傘下の社労士を通じて企業を支援する社労士兼経営コンサルタント)

Q1.まずは、これまでの歩みを教えていただけますか。

 

 

A1.新卒で大手メーカーに就職しましたが、

 

親が借金を背負ってしまったために

 

フルコミッションの生命保険会社へ転職しました。

 

 

そのときに社労士資格をとり、

 

保険会社を辞めて独立したのですが、

 

自分では直接クライアントを持たず、

 

「日本一社労士を稼がせる、もしくはしあわせにする社労士」

 

として、企業支援を行っています。

 

 

 

現在は社労士を続けつつ、

 

法人向けAIツールや人事管理システムを提供するなどの

 

企業支援サービスを展開しているところです。

 

 

 

 

Q2.これまで紙書籍、電子書籍合わせて30冊出版されてきましたが、最初はどのようなきっかけで出版することになったのですか?

 

A2.開業して間もなくの頃に声をかけていただき、

 

1冊目に人事労務関係の本を出しました。

 

 

それは専門書だったのですが、

 

そのあと出版塾に参加するようになり、

 

ビジネス書の出版に取り組み始めました。

 

 

1990年代の終わりから2000年代のはじめの頃は、

 

「本を出す=特別な人」というように

 

現在よりもブランド価値が高かったので、

 

コンスタントに出版していこうと思うようになったのです。

 

 

Discover21から出版した

 

マインドマップの本が5万部ほど売れたことで、

 

出版社から声がかかるようになりました。

 

 

企画出版を行ったこともありますし、

 

出版コンサルタントに依頼して出版した本もあります。

 

 

 

Q3.定期的に本を出して、何がよかったと思われますか?

 

A3.本を出してよかったのは、

 

営業ツールとして機能したことです。

 

 

その分野の専門家ポジションをとるには、

 

本が非常に有効であるのは間違いありません。

 

 

 

元々わたしは

 

「営業をしたくない」

 

という気持ちが強かったため、

 

セミナー集客型の営業をしていました。

 

 

 

それが、本を出して出版記念セミナーや

 

出版記念講演会を行うスタイルと合致したわけです。

 

 

 

そもそも本を読んでもらえれば、

 

わたしのしていることをわかってもらえるうえに、

 

著者としての権威がつきます。

 

 

ほかには、営業ツールとして本を配り、

 

自分の代わりに本が営業してくれるような

 

「ブックマーケティング」も行っていて、

 

知り合いの経営者の人に2冊渡し、

 

1冊をほかの人に渡してもらうことで

 

紹介を得る方法もかなり効果を発揮しています。

 

 

Q4.萩原さんは本を採用に使っているわけではないと思いますが、おすすめの使い方があれば教えていただけますか。

 

A4.たとえば、営業担当の人がペーパーバックを持ち歩き、

 

「うちの社長が書いた本です」といった形で、

 

営業ツールとして使ってはいかがでしょう。

 

 

 

わたしの場合、一緒に取り組んでいる

 

社労士仲間が営業しやすいよう

 

協会をつくってブランディングし、

 

そのコンテンツを紹介する電子書籍を出版して、

 

彼らが「自分はその協会の一員です」と

 

話してもらう方法をとることが多々あります。

 

 

 

代理店営業を行ってもらう会社であれば、

 

提携している会員さんなどが営業しやすいように、

 

営業ツールとして使ってもらうのも

 

いいのではないでしょうか。

 

 

Q5.萩原さんのビジネスは完全にBtoBですが、本は有効ですか?

 

A5.もちろん、有効です。

 

もしBtoBで結果を出したいのであれば、

 

やはりおすすめは

 

電子書籍をペーパーバックにすることです。

 

 

BtoBのポイントは、

 

「社長などの決裁権がある人へいかに話をつなげるか」

 

に尽きます。

 

 

ただ、セミナーなどで

 

担当の人たちに話を聞いてもらっても、

 

商品やサービスの内容を

 

正確に伝えてもらえない可能性があります。

 

 

そこで紙の本である

 

ペーパーバックを持ち帰ってもらい、

 

社長などに渡してもらえれば、

 

伝えたいことが早く、正確に伝わるでしょう。

 

 

Q6.直近では法人向けAIの本(『中小企業のための 法人AI活用はじめの一歩』(BLA出版)を出版されましたが、当面AIツールの販売に取り組むのでしょうか?

 

A6.じつは、法人向けAIツールを

 

 

どのように販売していくかを考えるなかで

 

新たなビジネスを思いつき、

 

「経営人事コンパス」という新しいツールを開発しました。

 

 

これは簡単に言うと、

 

「経営理念」「経営ビジョン」「ビジネスモデル」「ほしい人材」

 

といった9個のパーツを組み立てていくと、

 

自動的に経営にとって必要なものが出来上がる、

 

新たなフレームワークです。

 

 

これからの経営のためになる、

 

非常に優れたフォーマットだと自負しています。

 

 

この経営人事コンパスを、

 

わたしのライフワークとしての

 

最後のテーマにしようと考えています。

 

 

「萩原京二は、経営人事コンパスを残して死んだ男」

 

と墓碑に刻まれるよう、

 

心血を注ぐつもりです。

 

 

 

これまでに30冊出版してきましたが、

 

このツールの考え方がすでに

 

31冊目の構想として出来上がりつつあるので、

 

詳しくは次の書籍でお話ししたいと思います。

 

 

 

Q7.それは、楽しみです。法人向けAIは、すでに販売が始まっているのですか?

 

A7.はい。当社が開発した

 

「ゴトクAI」というシステムなのですが、

 

社労士向けは(2025年)9月から、

 

一般企業向けは10月から始動しました。

 

 

 

先に始動した社労士については、

 

すでに30ほどの事務所が導入しています。

 

 

費用は1社で月額1万円からなのですが、

 

主眼を置いているのは

 

システムを入れてもらうことよりも、

 

導入のサポートやAIが

 

社内に定着するための支援です。

 

 

ただシステムを入れただけでは

 

社内にAIが定着しないので、

 

社内にAIを定着させられる人材、

 

つまり「AI人材」の育成を

 

サポートするコンサルティングこそ、

 

わたしが取り組みたいことなのです。

 

 

 

企業がゴトクAIを導入する際、

 

システムの管理者を育成するために、

 

従業員に簡単な研修を受けてもらったり

 

3ヵ月から半年ほどの導入サポートプログラムを

 

用意したりしているのですが、

 

そこで研修やサポートプログラムを担当してもらうのが、

 

代理店契約を結んだ社労士、ということです。

 

 

最初はわたしも

 

研修やサポートプログラムの講師として登壇しますが、

 

徐々に社労士の人たちへノウハウなどを

 

すべて渡していく予定です。

 

 

そのために用意しているのが、

 

社労士さん向けの講座なのです。

 

 

 

Q8.最後に、本の出版を検討している経営者の方々にメッセージをお願いします。

 

A8.そうですね…

 

本は出したほうがいいですよ、

 

ということですね。

 

 

30冊も出してきたわたしが言うのですから、

 

間違いありません。

 

 

わたしは少し路線が違いますが、

 

絵本(『おおきな道とちいさな道』/星野書房)も出版しました。

 

 

とくに無形商品を扱っている会社なら、

 

目に見えるツールとしてこのようなものもあれば、

 

これまでとまったく異なるブランディングも可能になるので、

 

興味があればご検討してはいかがでしょうか。

 

 

 

  
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