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4冊出版した電子書籍で、想定以上の成果をあげることができた
BPO事業
(Business Process Outsourcing:
企業の業務プロセスの一部または全部をまとめて
外部の専門業者へ委託するサービス)
を行っている、株式会社aubeBiz代表取締役の
酒井晶子と申します。
具体的には、全国に住んでいるテレワーカーが、
起業家様や経営者様、
企業様のバックオフィスや秘書業務、
事務業務、制作系、ホームページ、デザイン系、
SNS運用といった仕事を
サポートする事業を行っております。
2011年に事業を開始し、
現在15年目を迎えました。
これまで電子書籍を4冊出版しましたが、
毎回テーマと読者ターゲットが異なります。
これは、テレワーカーとして働く人と、
テレワーカーに仕事を頼みたい企業や
自治体両方にアプローチしたかったからです。
そして、その狙い以上の成果をあげることができました。
それぞれの読者ターゲットについて、
本を出してよかったことをお話しします。
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テレワーカーの採用で、ミスマッチがほとんどなくなった
まずテレワーカーについては、
出版する際に実施するキャンペーンによって、
一定数の応募数が入ります。
そして、Kindleで
90日に一度実施できる
無料キャンペーンを再度実施すると、
そこでも応募者が来てくれるので、
毎回成果をあげられます。
それが、出版してよかったことです。
そしてもっともメリットを感じている点は、
当社のSNS採用チームが書籍の内容をもとに
SNS発信をずっと続けられていることです。
SNSを見た方が本を読んでから応募、
入社してくれるために、
当社が求める人材と入社してくる人、
当社の仕事内容や社風と入って来る人との間に
ミスマッチが起こらないのです。
つまり、本が求人募集の媒体になっているうえ、
来る層のターゲティングにもなっているということです。
しかも、入ってくれた人は理念に共感してくれているので、
初期教育が終わっているレベルであり、
これは非常に大きなメリットと言えます。
以前求人媒体などでテレワーカーを募集していたときは、
「在宅勤務ができる会社」ということで
応募者数が多かったのですが、
「給料はいくらですか?」
と条件面を気にする人が少なくありませんでした。
とくにコロナ禍以降は大手企業でも
在宅勤務ができるようになってきたため、
給料や待遇面などの条件を聞いてくる人が増えたのです。
ところが電子書籍を出版したところ、
「『30年後、100年後の子どもたちの未来のために』という言葉が心に響いた」
「『自分らしく働く』という御社のミッションやビジョン、理念に共感した」
と言ってくださる人が劇的に増えました。
もっとも多いのは、
「SNSから、活き活きと働いている様子が伝わってくる」
というコメントです。
当社の社風が好きで来てくれた人がほとんどなので、
以前と比べてミスマッチが本当に少なく、
離脱する人がほぼゼロで、とてもうれしい状況です。
条件を見て入ってくる人と理念に共感して入ってくる人とでは、
本当に違うんだな、と実感しているところです。

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企業取引や自治体ビジネスでも、本によって話がスムーズに進んでいる
テレワーカーに仕事を頼みたい企業については、
DX化や人手不足のために
外部人材を登用したい企業が増えているため、
2冊ある企業向け書籍は現在でも
コンスタントに売れています。
そして、書籍を読んで問い合わせをしてくださる企業とは、
スムーズに契約までつながります。
さらに、さまざまな交流会にペーパーバックを持参して、
名刺代わりにお渡しすることも非常に効果的です。
名刺なら名刺入れに入れられて終わりですが、
本をお渡しすると、ほとんどの方が読んでくださり、
「読みましたよ」とご連絡をいただけます。
これは、本の持つ大きな強みではないでしょうか。
じつは、もっと効果を発揮しているのは、
自治体へのアプローチです。
自治体の方々は真面目で誠実な方が多く、
「弊社の活動や想いをまとめてあります」
と本をお渡しすると、
ほぼかならず読んでくださいます。
そのおかげで、
「本の内容にとても共感しました」
というところから話を始められることが多いのです。
自治体に限らずですが、ビジネスにおいて
最初のアプローチで大事なのはやはり対話です。
とくに自治体とのやりとりでは、
企業側が売り込んでばかりではうまくいきません。
自社がどのようなことをしてきたのか、
自治体にどのような悩みがあるのか、
といった対話が大切だと感じています。
本をツールとして活用すれば、
その対話に入りやすくなります。
自社が何に取り組んできたのか、
どんな強みを持ち、何を大切にしているのか、
本を読んでもらえればわかっていただけるので、
自治体ビジネスや新規参入においては
非常に相性がいいと言えます。
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経営者へのメッセージ
わたしが本を出版したことで改めて気づいたのは、
「頭のなかで考えているだけでは何も伝わらない」
ということです。
もちろん理念や方針、明確なメッセージを
対外的に発信していくことも大切なのですが、
それ以前に社員へ向けて伝えることがもっと大切です。
本を書いてみてはじめて、
「自分で考えていた以上に伝えられていなかった」
ということがわかりました。
頭のなかを整理し、言語化できたものを
社員たちが読んでくれることで、
社内に共通の言語や文化が広がり、
わたしの代わりに社外にも
発信してくれるようになりました。
ほかには、自らの考えを言語化できたことで、
短時間のプレゼンや交流会でのご挨拶などで、
「自分が何者で、どんなことをしていて、こんなことができます」
とスムーズに話せるようになりました。
また、本は新規事業を始める際にも有効です。
当社では地方創生という
新しい切り口の事業を始めるに当たり、
4冊目の『ゼロから始める地方創生テレワーク』(BLA出版)
を出版したことで、
現在はこの事業が当社の新しい柱になっています。
自社をさらに成長させるため、
新たな事業展開を考えている経営者の方も
少なくないでしょう。
当社も出版で新規事業の道筋をつくることができたので、
ぜひ本をそのように使ってほしいと思っています。
このように採用だけではなく
社員教育にも効果を発揮し、
プレゼンなどのスキルもアップし、
新規事業にも活用できる出版は、
絶対におすすめです。
出版には、いいことしかありません。
経営者なら出版しない選択肢はない、
とわたしは思っています。

