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「売れればなんでもいい」という発想は手放そう
電子書籍が生まれたことで、
誰もが出版できる時代になりました。
それでも、著者になることは、
多くの人の夢であり、憧れでもあります。
ただし間違えてはいけないのは、
出版できればなんでもいいわけではないということです。
これまでに、ビジネス・経営・心理学・健康・
教育・子育て・恋愛・結婚・投資・料理など、
ほぼすべてのジャンルで
計300冊超の紙の書籍・電子書籍両方の
プロデュース&制作に関わってきました。
どのジャンルの本を出す場合でも、
本業のビジネスを持っている著者は、
自分の提供しているサービスを
心から欲しているお客様に見つけていただけるような本を
出版することをおすすめしています。
これまで、数千人の著者にお会いするなかで、
わたしたちは次のようなケースを
数えきれないほど目の当たりにしてきました。
・紙の本を出版したいがために、言われるがままに
自分の専門領域でない本を出版し、
ブランドイメージが定まらなくなってしまった人
・本を出版することをゴールにしてしまったために、
出すだけで終わってしまった人
・本は売れたものの、本業のビジネスの売上に
まったくつながらなかった人
・出版した後のビジネス展開をしっかり考えていなかったことにより、
一発屋で終わってしまった人
・たくさんの層の人に手にとってもらおうとするあまり、
曖昧なテーマになり、逆に誰にも届かない本になって、
二度と出版できなくなってしまった人
・短期的に売れることばかり重視したことで、
良質なお客様に恵まれなくなってしまった人
こうなると、せっかくの出版が、逆効果になってしまうのです。