「ある農夫の一日」
ある農夫が、朝早く起きて畑を耕そうとした。
ところがトラクターの燃料が切れていたので
近くまで買いに行った。
途中で豚の餌をやっていないことを
思い出して納屋に餌を取りに行った。
するとジャガイモが発芽しているのを発見した。
これはいけないと思ってジャガイモの芽を
取っている内に暖炉の薪が無くなっていることを
思い出して薪小屋に足を運んだ。
薪を持って母屋に向かっていると、
鶏の様子が変である。
どうも病気にかかったらしい。
とりあえず応急処置をして、
薪を持って母屋たどり着いた頃、
日がどっぷりと暮れていた。
農夫はやれやれ何かとせわしい一日であったと思いながら、
一番大切な畑を耕すこたが出来なかったことに
気が付いたのは床に入ってからであった。
この話は、
30年前に 和歌山で会社を作った時に
たった一人のスタッフに見せた寓話です。
「ああー。私の一日と同じ!」
と、ケラケラ笑いながら
「でも。時間がないのよね~。」
多分、今日も同じように
「いそがし~。一日、36時間欲しい~。」
と叫んでいるでしょうね。
誰にでも時間は平等に、
24時間あります。
時間はあなたがコントロールするものです。
さあ、
今日も楽しく生きましょう。