死ぬときには、死ねばよい。

運は海の波と同じようなものである。

地震が起こす津波は
地球の裏側まで到達する。

これは水の粒子が移動する訳ではなく
2つのエネルギーの作用。

波がピークの時は位置エネルギーが最大で
運動エネルギーはゼロ。

反対に
波がボトムの時は位置エネルギーがゼロで
運動エネルギーが最大。

いつもエネルギーの和が一緒だから
波が起こり、前に進む。

人生も波と同じように
上がったり、
下がったりしながら前に進む。

ピークだけの波は存在しない。

ボトムだけの波も存在しない。

つまり、

人生で遭遇する出来事には運が良いことも悪いと見えることも
位置エネルギーと運動エネルギーの和は同じで、
エネルギーは全く変わらない。

良い、悪いは自分たちが勝手にレッテルを貼っているだけ。

病気の時に「なんで病気になったのだ。」と嘆くのも
「ああー休めと言うサインなのだ。」と気付くのもその人次第。

出来事に意味はない。

それに意味づけをしているのは自分。

「運が良い」とは
波のボトムは逃れて、
いつもピークの状態でいたいと言うことではない。

ピークだけの波は存在しない。

ピークとボトムでエネルギーを交換するから
波は前に進む。

ピークの時にいつまでも続くと錯覚し、調子に乗り
ボトムの時は「こんなはずはない。」ともがき苦しむと
人生はおかしくなる。

自分でボトムの時に「悪い、悪い。」
と、レッテルを貼るから
そのレッテル通りの人生を歩んでしまう。

大切なのはピークとボトムの高さに怯えるのではなく
波が進む方向、ベクトルをどちらに向けるかを考えること。

ベクトルを上に向ける。
これが一番大切なこと。

災難に会うときは、災難いに会うが良い。

死ぬときには、死ねばよい。

これが災難を逃れる妙法。(良寛)

まあ、
ここまで達観はできないけどね。

でも
今日も絶好調。

楽しい一日を。

  
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